空の巣症候群
日本人の9割が間違える英語表現今週から、Looking for Alaskaを読んでいます。ベストセラー作家John Greenのデビュー作で、日本でも「アラスカを追いかけて」という邦題で出版されています。
その中でempty-nest syndromeという表現が出てきました。これは、空の巣症候群と言って、子供に巣立たれた親にみられる鬱状態を意味するそうです。就職や大学進学で来月から子供が家からいなくなる家庭では、大なり小なりempty-nest syndromeを経験するかもしれません。
子供がひとり減ると、食事の用意に気を配る必要があります。ついつい以前の調子で、おかずを作りすぎてしまいます。家の中が妙に広くなったような気がして、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
以下の動画ではempty-nest syndromeに対する対処法を解説しています。動画が始まって直後にempty nester(子供が巣立った後に家に残された親)という表現も出てきます。
『蛇足』
アラスカと言えば、「日本語の“思う”は、英語学習の邪魔者!」とかいうブログ記事を書いていた人がいました。キャサリン・A・クラフト著の「日本人の9割が間違える英語表現100」のパクリ記事を得意にしていた人です。laughter-Kさんだったか、freighter-Kさんだったか。自称 田村康治さん(本当は田村貢治さん)だったと思います。
016 アラスカに行ってみたいと思います。
日本人の英語 × I think I want to visit Alaska.
ネイティブの英語 ○ I want to visit Alaska.
この文脈では、日本語に引きずられて「I think」を付けるのは好ましくないです。ただし、以前にもブログ記事にしたように、「I think」の使用がすべてダメだというわけではありません。