fc2ブログ

until と by の違い (The Ickabog)

株式会社イートレック
06 /13 2020
「英会話イートレック ☆ 世界を歩く」で田村貢治さんは、2月12日付けで「until と by の違い」という記事を書いています。前回と同じく、これも「やり直し英会話入門」の「until と by の違い」のほぼコピペです。

Until_12.png

Can you stay hereの後、下線とカッコ、7時か10時の違いがありますが、実質的には同じです。7を10にすればバレないと思っているのでしょうか。それはいくらなんでも・・・

Until_13.png

前回と同様、Google検索の結果を見れば一目瞭然です。第三者の立場から見てホントに恥ずかしいです。でも、田村さん本人は平気なようですね。

Until_14.png

英語の例文中の主語Ross(ロス)をNikki(ニッキー)に変えていますが、あとは基本的に同じです。これでは「until と by の違い」というより「オリジナルとコピペの違い」と言うほうが正しいでしょう。それにしても、他人のブログ記事を借用しないと、まともな記事が書けないのでしょうか?

自称・田村康治さんは「by と一緒に live, stay, work のような状態を表す動詞は使えません」と書いていましたが、byと一緒にbe動詞を使うことができます。be動詞は一般に「状態を表す動詞」とみなされていますが、(1)と(2)はニュアンスが異なります。

(1) I'll be home until 9:00.
(2) I'll be home by 9:00.

出典
似ている英語表現使い分けBOOK
(William Currie監修、清水研二著) P.161-162

.
.

それはさておき、JK ローリング著の「The Ickabog」の第7章~9章を読んだので、そのあらすじをを書いておきます。

Chapter 7. Lord Spittleworth Tells Tales
いつものように、スピットルワース卿とフラプーン卿は、豪華な夕食を王と共に楽しみました。そこでスピットルワース卿は、Daisyが昼間に王の悪口を言っていた事を王に告げ口します。真相を解明するため、Major Beamishが呼び出されます。

Daisyを庇いたい気持ちと、王に対する忠誠心の板挟みに遭いながらも、Major Beamishは真実を告げる他に選択肢はありませんでした。スピットルワース卿は相当腹黒で、子供が嫌いなようです。どうやら、この物語の悪役は、Lord Spittleworthで決まりです。
(注)Cankerby(召使いの名前、後の章で何度も出てきます)


Chapter 8. The Day of Petition
King Fredは、Daisyの酷評(selfish, vain, and cruel)が気になって、なかなか眠れませんでした。そんな気持ちを払拭するため、The Day of Petition(陳情の日)に「質素で寛大で慈悲深い」王を演じようと努力します。


Chapter 9. The Shepherd's Story
The Day of Petition(陳情の日)の最後に、老齢の羊飼いが遅れて来ました。その老人が涙ながらに訴えるところによると、彼の愛犬Patchが怪物Ickabogに食い殺されたそうです。そこで、King Fred自ら調査に乗り出すことにしました。「寛大で慈悲深い」王を演じるため、King Fredは、Cornucopia王国の北端にあるMarshlandsまで怪物制圧に旅立つ決心をしたのです。


JK ローリング著の「The Ickabog」はとても面白いです。実を言うと、私はハリーポッター・シリーズの本は原書・和訳を問わず1冊も読んだことがありません。映画も最初から最後まで全部観たことがありません。たまにテレビ番組で、昔の映画を放映していることがあり、その一部(30分程度)を見たことはありますが、全部を見たことがありませんでした。

さらに、いわゆる「ハリーポッター・ブーム」に対して私は冷ややかでした。「マスコミが騒いでいるけど、所詮は児童書でしょ」みたいなところがありました。「The Ickabog」の文学的価値は私には分かりませんが、無料で読める物語なら申し分ありません。公式ウェブサイトでは、現時点でChapter 27まで掲載されています。
スポンサーサイト



travel, trip, journey, voyage 旅の違い

株式会社イートレック
06 /07 2020
「英会話イートレック ☆ 世界を歩く」では、2月9日に「travel, trip, journey, voyage 旅の違い!」という記事を書いていますが、前回と同じく、このブログ記事も「やり直し英会話入門」の「旅行に関係する英単語 - travel, trip, journey, voyageの違い」のほぼ丸写しです。

Etrek0209B.png

グーグル検索を見れば分かるように、他人のウェブ記事(30行)をほぼそのままコピペしています。バレなければ何をしても良いという方針なのでしょうか。それにしても、これはあまりにも酷いなー。

Etrek0209C.png

「やり直し英会話入門」の運営者はTomokoさんで、ロサンゼルス在住の女性です。一方、英会話イートレックの田村貢治さんは大阪府在住の男性で、まったくの別人です。Tomokoさんは海外在住だから、文句が来ても大丈夫だと思って安心しているのでしょうか。田村さんは株式会社イートレックの社長で(←クリック)、英語を教えている人です。そういう教育者が、他人のウェブ記事を黙って拝借する。一体、どういう神経をしているのかな。

Etrek0209D.png

2月9日の記事の最後には「単語の使い分けは、出来るようになれば楽しいものですよ!」と書いています。田村さんにとって「単語の使い分け」というのは、他人の記事を黙ってコピーして自分のブログ記事にすることなのでしょうか。「楽しいですよ!」と感嘆符つきで主張すべきことでしょうか?

Etrek0209E.png

ここでは4つの英単語の使い分けを説明していますが、発信語彙という観点ではtravelとtripさえ正しく使うことができれば良いと思います。ちなみに、travelとtripは中学校で習う単語です。

上に示した記事の中でtravelは主に動詞として使われると解説されていましたが、travel agency, travel agent, travel insurance, air travelなどは使用頻度が高いです。また、新型コロナウイルス感染拡大の抑制という文脈で、英字新聞や海外メディアでtravel restrictionsという表現を何度も見ました。

Voyageという英単語を自分で使うことはまず無いでしょう。海外ドラマでもvoyageは滅多に出てきませんが、スタートレックの最初には、以下のナレーションが流れます♪
Space, the final frontier. These are the voyages of the star ship Enterprise. It's continuing mission, to explore strange new worlds, to seek out new life and new civilizations, to boldly go where no one has gone before.



≪付記≫
以前、親子英語カテゴリで「ランドマーク・ポスト」というブログを書いている人がいました。キャサリン・A・クラフト著の「日本人の9割が間違える英語表現100」という本から丸写し記事を書いていた人です。それが今度は「英会話イートレック ☆ 世界を歩く」でパクリ記事を書いています。進歩が無いというか、ほんと懲りない人だなー。plagiarismという単語を知らないのでしょうか?

Cambridge Dictionary: the process or practice of using another person's ideas or work and pretending that it is your own

使い分けよう、noticeとrealizeの違い

株式会社イートレック
06 /02 2020
英会話イートレック ☆ 世界を歩く」というブログでは、他人の文章を無断で借用して自分の記事にしていることがあります。それが一度や二度ではなく、常習化しています。

私も、Wikipediaやオンライン英英辞典の内容の一部をブログに記載することはありますが、出典を明記するようにしています。Citation(引用)とPlagiarism(剽窃)の違いは皆さんご存知ですよね。

「英会話イートレック ☆ 世界を歩く」では、5月29日に「使い分けよう!notice とrealize の違い!」という記事を書いていますが、これは「やり直し英会話入門」の「気付こう!noticeとrealizeの違い」のほぼ丸写しです。

Etrek0529_1.png

グーグル検索を見れば一目瞭然でしょう。どーせバレないだろうと高をくくっているのでしょうか。この人は株式会社イートレックの代表取締役(←クリック)で、英語を教えているようですが、こんな人から英語を学びたくありませんね。教育者として、どうなの?

Etrek0529_2.png

以下の動画では、3つの単語の使い分けについて解説しています。とても理解しやすいです。Recognizeは過去の経験・記憶を参照して分かるというニュアンスがあります。付け加えると、これらの単語を他動詞として使う場合は一般に進行形にはしません(非公式な口語ではI'm realizingと言うこともありますが)。

「気付く」は英語で、Recognize?Realize? Notice?

単語の使用頻度は、realize > notice > recognizeの順です。realizeはほとんどの中学生用英語教科書に掲載されていますが、recognizeという単語を知らずに高校進学した生徒は結構多いと思います。


話は変わって、新型コロナウイルス感染症による死亡数(4月5日 → 12日 → 19日 → 26日 → 5月3日 → 5月10日 → 5月17日 → 5月24日 → 6月2日、いずれも人口100万人あたり)。日本とブラジル以外の6カ国はBCG接種を受けていません。ヨーロッパ諸国では新規死亡者の増加が鈍化しているようですが、ブラジルはまだまだ増えそうな勢いです。

イタリア: 254 → 322 → 384 → 436 → 475 → 503 → 525 → 541 → 554
ベルギー: 125 → 289 → 490 → 597 → 677 → 740 → 781 → 801 → 819
オランダ: 96 → 154 → 215 → 257 → 291 → 316 → 332 → 340 → 348
アメリカ: 26 → 61 → 118 → 164 → 204 → 242 → 273 → 298 → 323
カナダ: 6 → 17 → 39 → 65 → 94 → 124 → 151 → 169 → 194
レバノン: 3 → 3 → 3 → 4 → 4 → 4 → 4 → 4 → 4
ブラジル: 2 → 6 → 12 → 20 → 33 → 53 → 77 → 104 → 141
日本: 0.6 → 0.8 → 2 → 3 → 4 → 5 → 6 → 6 → 7

日本では新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数が低く抑えられていますが、個人レベルの衛生管理が徹底しているためか、マスク着用率が高いせいか、核家族が多く世代間の感染が少ないせいか、国民皆保険制度のお陰か、、、様々な要因が考えられますが、本当のところはわかりません。

先週から、うちの近所ではコンビニや100円ショップでもマスクが買えるようになりました。でも、アベノマスクはまだ届いていません(笑)。

『追記』
realize, notice, recognizeの区別は私も迷うところです。でも、日常会話ではsee, hear, feel, knowで十分かも。英作文では高校生でもnotice, realize, recognizeを正しく使えるように学習すべきだと思いますが、あまり細部にこだわるのはどうかなー。小さい頃から親子英語に親しんでいたお子さんなら、こういう問題は自然に身につくのかもしれません。

それから、notice, recognize, realizeは完全に排他的ではないと思います。文脈によっては、interchangeableであることもあるでしょう。ブログネタとしては面白いですが、私達が普段使う言葉にはredundancy/ambiguityがあります。

『考察』
noticeは五感(視覚や聴覚)で気付くことで、realizeは頭で理解して気付くという説明は分かりやすいし、大体それで良いと思います。でも、視覚や聴覚を介せず理解できることは極めて少ないでしょう。また、視覚器官(目)や聴覚器官(耳)から入った刺激は大脳に伝えられて頭で理解しているはずです(屁理屈、笑)。

notice, sense, perceiveは気づく
realizeは分かる・理解する

何となく自分では分かったつもりですが、他人に説明するのは難しいです。このようなニュアンスを区別できるような英語の絵本、誰かご存知ですか?