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読書 The Ickabog(第54章~56章)

The Ickabogのあらすじ
09 /05 2020
文部科学省の発表によると、6月1日から8月31日までに新型コロナウイルスに感染した小中高校生は1166人だったそうですが、重症者はいませんでした。このうち、家庭内感染が半数以上で、学校内感染は15%でした。それで、教室内の身体的距離を「できるだけ2メートル程度」から「1メートルを目安」に変更するそうです。

うちの近所の生徒が登下校する様子を見ても、友達同士で肩を並べて談笑していますし、重症者がいないのであれば、physical distanceを緩和しても良いかなと思います。それでは、J.K. Rowlingの「The Ickabog」の続きです。

Chapter 54. The Song of the Ickabog
Daisyがイカボグに歌の意味を尋ねると、イカボグはBorndによって生まれるのだと答えました。Borndでは(1)母親が出産直後に死ぬこと、(2)出産時の母の感情が子に受け継がれることを明らかにしました。さらに、イカボグの主食はキノコで、人間を食べるために襲うことはない事も分かりました。


Chapter 55. Spittleworth Offends the King
その頃宮殿内では、Spittleworth卿がFred王のご機嫌を取るため、数人の兵士に王を称えるファンレターを書かせていました。でっち上げられたニセの手紙を読んで自己満足したFred王は、イカボグの剥製を作り、勝利を祝うため久しぶりに舞踏会を開くよう命令します。


Chapter 56. The Dungeon Plot
一方、宮殿の地下牢では、Mrs Beamishのお陰で囚人達の健康状態が改善され、陽気に歌を歌うことが多くなりました。さらに、料理用ナイフや彫刻刀を秘かに隠し持って地下牢脱出に備えていました。しかし、イカボッグの剥製偽造に気をとられていたSpittleworth卿は、その企みに気づきませんでした。

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The Ickabogのハードカバー(イラスト付き)が11月24日に出版されるようです。ただ今、アマゾンで予約受付中です。邦訳本の書名は「イッカボッグ」になりました。この物語の舞台は「コルヌコピア王国」です。
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イカボッグ、再開

The Ickabogのあらすじ
08 /25 2020
先月(7月19日)にイカボッグの第51章の概略を書こうとしたのですが、ネタバレになってしまうので、お盆の後まで延期する事にしました。その後グーグル検索してみましたが、意外にも、ブログ記事にしている人があまりいません。ハリーポッター・シリーズほど人気が出ていないのでしょうか?

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前回まで
Bert、Daisy、Martha、Roderickは、孤児院からの脱出に成功しました。4人は、MarshlandsにいるIckabog Defence Brigade(イカボグ防衛隊)に会って真実を伝え、兵士を自分達の味方につけようと計画します。しかし、4人がMarshlandsに到着してみると、防衛隊員は極寒の冬を避けて南下していた事に気づきます。寒さと空腹と疲労のため、4人が次々と雪の中で意識を失っていると、そこに本物のイカボグがやって来ました。空想上の怪物ではなく、実在していたのです。Ickabogが実在するという設定にすると、この物語は今後どのように展開するのでしょうか?


Chapter 51. Inside the Cave
気がつくと、4人は洞窟の中にいました。巨大な怪物は火を使って、イカボグ防衛隊が放置したパイを焼いていたのです。そして4人に向かって「Eat them」と言いました。怪物は4人を太らせて、後で食べるつもりです。怪物は洞窟の入り口を大岩で蓋をして、外に出かけて行きました。


Chapter 52. Mushrooms
怪物が出て行った後、4人は洞窟内に壁画を発見します。そこには、槍や剣を持った人間に追われるイカボグの様子が描かれていました。Fred王らしい男もいます。Marthaは、なぜFred王が食い殺されなかったのか疑問に思います。Daisyも、洞窟内に動物の骨が無いことに違和感を覚えます。そこへ、イカボグがキノコと薪を持って帰ってきました。怪物はキノコを美味しそうに食べ、焼いたパイは4人に与えました。その後、人間には理解できない言葉で歌い始めたのです。


Chapter 53. The Mysterious Monster
怪物が外で食料などを調達している間、4人は、あの怪物が雄か雌か、いつ4人を食うつもりなのか、その時どうやって対抗すれば良いか、あれは本当に肉食なのか、あの歌にはどんな意味があるのかなどを話し合いました。


物語の中では極寒のMarshlandsで過ごす4人ですが、日本はまだまだ残暑が厳しく、健康管理には十分注意が必要ですね。

【後記】
今年11月24日に発売される翻訳本のタイトルは「イッカボッグ」になりました。国の名称は「コルヌコピア王国」です。単行本の定価は2420円です。

多読 The Ickabog(51章まで)

The Ickabogのあらすじ
07 /19 2020
みなさん既にご存知だとは思いますが、WHOはTwitterで「Avoid The Three Cs」というポスターを発表していました。3密を回避しましょう。
- Crowded places (密集)
- Close-contact settings (密接)
- Confined and enclosed spaces (密閉)

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いつものようにJ.K. Rowlingさんの童話「The Ickabog」の各章の要旨です。
Chapter 49. Escape from Ma Grunter's
Daisy、Martha、Bert、Roderickの4人は密談を重ね、これまでの経緯を互いに情報交換しました。その密談の8日目、Ma Grunterの孤児院に視察官が来ることが分かりました。視察官が来れば、指名手配中のBertが発見されてしまいます。そこで、4人は孤児院を脱走してMarshlandsに行き、イカボグ防衛隊にSpittleworth卿の悪巧みをすべて話す事にしました。Ma Grunterが酒で酔っ払っている隙に、BertとRoderickがBasher Johnを部屋に閉じ込め、4人は孤児院脱走に成功しました。

Chapter 50. A Winter's Journey
Marshlands出身のMarthaが道案内をしてくれましたが、その年の冬は歴史的な寒さで、Marshlandsへの道中は困難を極めました。一方、イカボグ防衛隊の指揮官はイカボグの存在を信じておらず、隊員を凍死させないためにMarshlandsから撤退を命じていました。このため、ようやくMarshlandsに辿り着いた4人が見たものは放棄された荷馬車だけでした。荷馬車に残されていた食料は凍り付いており、4人は疲労と寒さのため、その場で意識を失ってしまいました。

Chapter 51. Inside the Cave
さて、ここから全く予想外のことが起こります。この夏休みを利用してThe Ickabogを読もうと思っている小学生や中学生がいるかもしれません。それで、この続きはお盆以降にしようと思います。この先が分かってしまうと、ほんとにネタバレになってしまうので。

読書 The Ickabog(第46章~48章)

The Ickabogのあらすじ
07 /15 2020
大雨で被害を被っているのは日本だけではないようです。中国でも長江流域など広範囲で洪水や土砂崩れが起こっているというニュースを見ました。新型コロナウイルス感染症は個人レベルである程度対策が可能ですが、土砂災害はどうしようもないですね。今年は災難の多い年だなー。
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さて、J.K. Rowling著の「The Ickabog」は、7月10日に完結しました。最終章は第64章で、総単語数はおよそ63000語です。毎日1万語ずつ読めば1週間で読了できます。一気に読みたい方は、ローリングさんの公式ウェブサイトでご覧下さい。私はちまちまと読んでますけど。


Chapter 46. The Tale of Roderick Roach
Bertに剣を向けていたのはRoderick Roachでした。子供の頃のRoderickはBertのいじめっ子で、Bertの父が殉職した後に友達になった男子です。そのRoderickがパジャマの上にコートを着て寒さに震えて立っていました。話を聞いてみると、Roderickの父(Roach少佐)はBertが逃げた責めを負って、Spittleworth卿に銃殺されたそうです。BertがRoderickが状況を理解したのも束の間、二人にライフルを向ける男がいました。Basher Johnです。彼は二人をMa Grunterの孤児院に連行しました。


Chapter 47. Down in the Dungeons
一方、宮殿の地下に監禁されたBertの母(Bertha Beamish)は、王が食するケーキ類を地下牢で作ることになり、地下牢の環境が劇的に改善され、ほかの無実の投獄者の健康状態も良くなりました。Mrs Beamishの隣の独房でイカボグの足を作っていたDovetail氏は精神異常をきたしていましたが、徐々に正気に戻り、ついに二人は意思の疎通ができるようになりました。


Chapter 48. Bert and Daisy Find Each Other
Ma Grunterの孤児院では、栄養不良で子供が次々と死にました。Basher Johnはその穴埋め(数合わせ)のため街の孤児をかき集めていたとき、BertとRoderickに出会ったのです。一方、DaisyはHetty Hopkinsの双子のために誕生日のお祝いをしていました。しかし、Ma Grunterから盗んだ菓子を食べているところをBasher Johnに見つかってしまいます。DaisyがBasherに打ちのめされそうになった時、Bertが助けに入ります。こうして二人は再会することができました。

イカボグ(第43章~45章)

The Ickabogのあらすじ
07 /11 2020
新型コロナウイルスの新規感染者数が不気味に増えています。政府は緊急事態宣言の再発令に消極的なので、市民が慎重な行動を取る必要があると思います。歓楽街に行くのは止めましょう。今、無理して行く必要はないでしょう。

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以下の表が示すように、人口100万人あたりの検査数(Tests)が日本は桁違いに少ないです。中国に比べると約1/15です。アベノマスクに数百億円も費やすのではなく、検査体制の強化に税金を使うべきでした。中国はワクチン開発においても世界トップクラスです。中国の医療技術は、ほんと侮れないなー。さすが、世界のナンバー2だわ。
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さて、いつものように、J.K. ローリングさんの「The Ickabog」の感想です。

Chapter 43. Bert and the Guard
母の帰りを待っていたBertが自宅の外に見たものは、Roach少佐とイカボグ防衛隊でした。Bertは急いで靴と父のメダルを手にして窓から抜け出しました。少佐と防衛隊が玄関口を破っている間に、Bertは闇に紛れてCity-Within-The-Cityから脱出を試みます。老齢の門番に対して、父の銀メダルを与える代わりに自分を見逃してくれと頼みます。門番は銀メダルを受け取らず、Bertを逃がしてくれました。


Chapter 44. Mrs Beamish Fights Back
Bertの母は地下牢に入れられました。そこでMrs Beamishは、毅然とした態度でSpittleworth卿と駆け引きをします。彼女の隣にはDan/Daniel Dovetail氏が捕らえられていましたが、彼はMrs Beamishに気付きませんでした。長年の牢獄生活で精神が病んでしまったのか?


Chapter 45. Bert in Jeroboam
Bertは裏道を使ってJeroboamに向かいます。Kurdsburgまで来たとき、チーズ屋の窓には自分の指名手配ポスターが貼ってありました。Bertの足には水膨れができ、体重も落ちてしまいます。夕方になってHaroldの宿屋に着きましたが、明かりが灯っていません。通りすがりの女性に尋ねてみると、Harold一家は職を求めて一週間前にChouxvilleに行ったとのことでした。その時、疲れ果てたBertの背中に剣先が当たりました。「見つけたぞ!」という声は誰でしょうか?


苦労してJeroboamまで着てみると、頼みの綱だったCousin Haroldはいませんでした。それどころか、Bertは何者かに見つかってしまったのです。