What Is the Coronavirus Disease COVID-19?
洋書Michael Burganによる「What Is the Coronavirus Disease COVID-19?」を読みました。これはWho HQ Nowシリーズの1冊です。公式サイトの説明によると
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Covering everything from sports to politics, the Who HQ Now series focuses on trending topics and prominent subjects discussed in the news. Check out our titles below!
Who Is/Wasシリーズと同様だと思いますが、最新の話題を扱っているのが特徴のようです。
タイトルを見れば一目瞭然、新型コロナウイルスに関する短い解説本です。総語数は4347語なので楽に読了できます。ATOS Book Levelは6.6、Interest LevelはMiddle Grades(MG 4-8)です。小学校高学年向きの本だと思います。
本書を読むと、「3年前はこんな事があったなー」としみじみします。あの頃は新たな情報が次々と報道され、どれが本当なのか分からず、右往左往しましたね。もし、3年前に「What Is the Coronavirus Disease COVID-19?」が手元にあったら、パニックにならずに済んだのですが。
この本は、当時の様子を簡潔かつ客観的に記述しています。当時は怪しい情報に流されたり、不安や心配をどこに向けて良いかわからず、WHOや政府に当り散らしたこともありましたが、日本は「概ね」正しい判断に基づいて冷静に対応できたと思います。
本書はウイルス感染症を扱っていますが、小学生が読んでも十分理解できるような構成になっています。epidemic, pandemic, lockdown, social distancing, quarantine, asymptomatic, contact tracing, super-spreaderなどの専門用語を知らなくても、本書を読めば自然に理解できます。
ちなみに、この本の中に「turbo cancer」という胡散臭い用語は出てきません(苦笑)。
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